四季と氣の関係

春夏秋冬には、それぞれの季節に特徴的な
気の作用(昇降出入)があります。
東洋医学では自然界の陰陽の盛衰と共に、
人間もまた自然界の気の変化に同調する
という天人合一思想があります。
また四季の気の変化は、
お客様アドバイスを行う上でも、
施術者が身に着けておくと良い知識です。
春は寒気が緩んで万物が芽を出し、
あらゆるものが生まれ活動を始める時期です。
気の流れは、内部から外部へ、下から上へと、
まるで種が殻を破り、発芽するかのように動き始めます。
これを「生」の気と称し、肝の臓に通じます。
夏になると、
陽気が盛んとなり、
天地・陰陽の気は激しく交流し、
ありとあらゆるものが活発に活動する時期です。
陽気が盛んであるため、万物は発散しながら成長します。
これを「長」の気と称し、心の臓に通じます。
秋になると空気が澄んで、
あらゆるものが引き締まる時期です。
夏の間に十分に活動してきた万物が、
この時期になるといよいよ結実の時、収穫を迎えます。
外部から内部へ、上から下へと
実を結び地面に落ちるような気の流れになります。
これを「収」の気と称し、肺の臓に通じます。
冬になると
寒気が天地を覆い、
あらゆるものが凍りついて活動をやめる時期です。
陰気=寒気が盛んとなり万物も、堅く扉を閉ざして
地中深く、内部深くに陽気を温存させます。
これを「蔵」の気と称し、腎の臓に通じます。
春は生まれる 生・肝
夏は伸びて成長 長・心
秋は引き締まる 収・肺
冬は固く閉ざす 臓・腎
このように、自然界は四季を通じて、
大きく生・長・収・蔵と四つの気の変化を現します。
人体の肌表の状態、気の浮き沈みだけでなく、
季節的・天候的要因で変化する症状を
イメージしてください。
四季の気の変化は、人体気血の生理変化に影響します。
また四季変化は、一日の変化と同じ原理が作用します。
春の生は朝、夏の長は昼、秋の収は夕方、冬の蔵は晩です。
四季の気の動きを理解し、人体の気血と相関させてください。


































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